2012年1月11日水曜日

10~12話

第10話「もう誰にも頼らない」


ループ中の気になるシーンまとめ


◆魔女さやかの使い魔
仁美に似ている

◆ループ中の魔女シーン 
床に描かれている絵はピカソの「ゲルニカ」
絵に関連する魔女か?

◆ループ中の出来事まとめ
一週目
ほむらがまどかと対面、魔女の結界に捕まったところを魔法少女まどか、マミに助けられる
ワルプルギスの夜にまどか、マミ死亡→ほむら契約
今度は自分がまどかを守るという決意のもと過去(別時間軸?)にワープ
二週目
ほむらが魔法少女としてまどか、マミと対面、共闘
ワルプルギスでまどか魔女化
魔法少女→魔女のシステムに気付き、みんなに伝えるべく再びループ
三週目
ほむらは魔法少女の真実をみんなに伝えるも信じてもらえない
さやか魔女化→ほむらにより殺害
真実を知ったマミ発狂→杏子を殺害、ほむらも殺そうとする→まどかがマミを殺害
まどかとともにワルプルを迎えるが二人ともSG濁りきる
まどかは隠し持っていたGSでほむらを助ける
何度繰り返してでもまどかを救うという約束をし、再びループ
この時魔女になりたくないというまどかのSGを破壊
四週目
今度は誰にも頼らない、と一人まどかを救うために暗躍するほむら
butワルプルギスの夜を迎え(一話アバン?)まどか契約、地球は滅亡へ
五周目
今の世界
但し
四週目ワルプルギスの夜戦と五週目は一話アバンと一話ではないという説がある。
理由としてよく挙げられるのは
1.ワルプルギスの夜の形態が違う。
 形状的には同一個体の進化版のようにも見えるが同じ戦い方をしているのに、形態・状態が違うのは何故か?
2.攻撃のカラーが違う。
 単に演出効果かもしれない。
3.キュウベエの台詞のイントネーションが違う。
 切羽詰まった感じと少し気軽な感じになっている。
4.ほむらがキュウベェを保護したまどかと遭遇したシーンが違う
 何かに足を置いており、背後が明るい1話
 直立で立っており、背後が暗い10話
5.そもそもほむらの登場方向が違う
6.その時つぶやくまどかの「ほむらちゃん?」のイントネーションが違う。
7.立ち止まったままさやかの消火器を浴びる1話と動揺し後ずさる10話。

5週目=今回説の解釈はまどか視点とほむら視点だから色々違う説と作画も進歩する説があり、
5週目≠今回説はそれに対して「同じシーンを表現するのには繋がった時点で既にあるシーンを使い回せば良い所を意図的に作り直しているには理由がある」と抗弁している。

opの最後の絵

オープニングの最後の絵に、
ほむらと、杏子が加わっている

さやか魔女化
前と同じ場所、同じ所で魔女になった。
両手に剣を持っており、推測の域を出ないがコンサートの妨害に対して攻撃した9話の魔女とは違い
使い魔(仁美)をひたすらに轢殺することに攻撃の性質が変化していると思われる。

【相違点(9話→10話)】
  • 結界:コンサートホール→ステージ
  • 使い魔:役割は演奏→姿形が代わっており、仁美らしき使い魔が車輪に轢殺されている
  • 剣:片手のみの1本→両手に持っている。
  • 頭のハート:緑色→赤みがかった色になっている

 

opの歌詞

OPは実はほむら視点だったらしい。
コネクト ClariS 歌詞情報 - goo 音楽
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND105631/index.html

まどか魔女の名前の由来
Kriemhildってニーベルンゲンの歌と関連する物語らしい。
Gretchenはファウストに登場する街娘の名前。
Wikiより転載
ファウストが悪魔メフィストと出会い、あの世での魂の服従を交換条件に、
現世であらゆる人生の快楽・悲哀を体験させるという約束をする。
ファウストは素朴な街娘グレートヒェンと恋をし、子供を身ごもらせる。
そしてあい引きの邪魔になる彼女の母親を毒殺し、彼女の兄も決闘の末に殺す。
そうして魔女の祭典「ワルプルギスの夜」に参加して帰ってくると、
赤子殺しの罪で逮捕された彼女との悲しい別れが待っていた。
※魔法少女まどか☆マギカ 第396話(http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/anime/1298625848/)より。


第11話「最後に残った道しるべ」

 

11話冒頭に出たほむらの部屋のワルプルギス資料の意味


  • EinNarr……Ein(一人の)Narr(道化師)だから、孤独な道化師?直訳では愚者の意味。
  • Gear……ギア。歯車の意味。ドイツ語ではなく英語圏の外来語かと。
  • B?hnetechnik……B?hneは劇場という意味。technikは技術という意味。
  • Parade……パレード。若干軍事的な意味を含む言葉。だから、戦時中のニュアンスが込められている?
  • Verkehrt herum……逆さまという意味。
  • Feuer (EinNerr)……火という意味。火を扱う芸をしていたのか?ワルプルギスも口から火を吐く。


第12話「わたしの、最高の友達」

 

アヴェ・マリア

上条の演奏曲目はアヴェ・マリア
ora pro nobis peccatoribus,
nunc, et in hora mortis nostrae.
Amen
罪人(つみびと)なる我らの為に、
今も臨終(りんじゅう)の時も祈り給え。
アーメン

「ワルプルギスの夜」登場シーンに関する考察

  • ワルプルの人形の部分
5月祭り(5月1日)に行われるメイポール(Maibaum)と呼ばれる柱の周りを
リボンを持って踊るメイポールダンス(MaibaumTanz)をイメージして構成されたものと思われる。

まどかに救済される魔法少女達についての考察

チベット娘

  • (少女の周囲から)
    • カラフルな5色の旗からサーカスを連想された方も多く見えたかと思いますが、この旗はチベット仏教の寺院でよく見られる「タルチョ」と思われます。また、少女の服装はチベットの民族衣装「チュバ」と思われます。右手に持つ数珠と合わせて、少女はチベット仏教徒で間違いなさそうです。
  • (背景から)
    • 村の向こう側背景に見えるのは山、そのシルエットから、ネパールのポカラという町から見えるアンナプルナ山の山頂部とよく似ています。アンナプルナの意味は、サンスクリット語で「豊穣の女神」。5月祭と何やらキーワードが一致します。上空視点から見える白くて丸い建物は、チベット式の仏塔。ポカラには日本山妙法寺の仏塔があったりします。

 

サバンナ娘

  • 場所はサバンナ。
  • 黒褐色、赤毛の少女。
  • 金飾首輪。土器。原色系配色文様敷物。
  • ソウルジェムは二の腕の金腕輪に配された楯状黄褐色の宝石。
  • アフリカ系?

 

クマ娘

  • 場所は未来都市。
  • クマ耳を頭部につけている。熊のぬいぐるみを抱えている。
  • アニメの舞台の見滝原町も相当近未来的ですが、明らかに未来都市の描写で時間軸が未来であることが推測されます。このクマ娘を考察するのは無謀です。考察しようとした人はごく少数ではないでしょうか。しかし、メスを入れていきます。
  • (背景から)
    • ジェットコースターのレールが見えることから未来都市の遊園地の近く、高速道路の高架下のイメージでしょうか。
  • (ロマとクマの繋がり)
    • ロマという民族をご存知でしょうか。ロマはジプシーとも呼ばれ古くから特定の国家を持たずヨーロッパに広く分布しており、旅芸人として生計を立てている民族です。彼らは今でも「未来でも」そのような存在である事が懸念されます。ロマの多くは音楽芸能者ですが、タロットカードを使った占い、大道芸なども行います。特筆すべきは昔、「クマ使い」が多かったらしいと言うことです。しかし、現在ではwikiの少年のように「クマの被り物」で芸を披露するようになっているようです。彼女は背景の遊園地で大道芸をやって生活しているのではないでしょうか。
  • (余談)
    • クマ娘の被り物のデザインは、ポーランドの人気番組「おやすみクマちゃん」からきていると思われます。
      • ttp://www.youtube.com/watch?v=LwcNLMVIAPo&feature=player_embedded#at=169

 

勇者娘

  • 場所は砂浜、波打ち際。
  • 折れた剣。青い服。双角兜。
  • ソウルジェムは額。青色の宝石。三日月型?角型?

 

お姫様娘

  • 場所は火山
  • 胸に赤い蝶リボン、服は桃系、スカートの内部にはおそらくパニエ。
  • ソウルジェムは胸。赤紫でハート型のブローチ。

 

戦場娘

  • 場所は荒廃した市街地。背景に見えるのは榴弾砲の砲身?爆発により戦闘が継続していることがわかる。暗紺のヒジャーブに白の胴着、カーキ色のズボン。青いソウルジェム。
  • イスラム系地域で実際に生じている戦争・内戦をモチーフにしていると思われる。

 

巫女娘

  • 火刑にされている。
  • 白いハチマキ。緑の首飾り。赤いチョッキ?白い袖。
  • 炎赤色のソウルジェム。
  • 後述参考資料から推測するに、卑弥呼

 

エジプト娘

  • 金冠に金首胸飾、白布でセパレート。
  • 後述参考資料から推測するに、クレオパトラ

 

白服娘

  • 火刑にされる直前。木に縛り付けられて、足元には薪。十字架型杖をもった赤服僧侶一人、本を持った白服僧侶二人。周囲に兵士。その周囲に群集。石造城塔の傍、石畳。
  • 後述資料から推測するに、ジャンヌ・ダルク

 

参考資料

  • まどかが救っていく魔法少女たちは、キャラクターデザインの岸田隆宏が自ら原画を手がけて描き起こしている。その中には11話でイメージ的に出てきたクレオパトラ、卑弥呼、ジャンヌ・ダルクといった歴史上の人物の姿もある。(魔法少女まどかマギカ公式ガイドブック43頁)

終劇カットSGと赤系(紫・桃・赤)の画像比較検証
誰のか?という意味では「まどかのSG」。根拠は「色」。
「これは象徴的なSGであって、誰のモノでもない」という解釈も成り立たなくはないかも?

7~9話

第7話「本当の気持ちと向き合えますか?」

 


指輪の文字

杏子の指輪の文字はKYOKO

後半の戦闘シーン

後半の影に見える部分は明度を上げると色が付いているのが分かる
また、さやかの顔を伝う血が涙のように見える

腹部のソウルジェム

戦闘シーンのさやかのソウルジェムが、最後の方をみると
腹部にあるソウルジェムが光っていない。
最初はひかっている。
濁りの描写?ただの作画ミス?

ステンドグラスの天使
中盤のさやかと杏子の会話場面。
ステンドグラスの天使が、さやかから出てきて
杏子を刺しているように見える。
実際には紙袋の中で止まっているので、突きつけているような感じ。

エンドカードの意味
今回のエンドカードは、反転させると
「死」という文字になる。(マミは除く) ←マミを入れると「死人」になる

写真を繋げると…

さやかが樹に飲み込まれているようなときの写真と
魔女が出てくるシーンをつなぐと、
自由の女神みたいになる。


第8話「あたしって、ほんとバカ」


ほむらの魔女ファイル


ワルプルギスの夜?(Walpurgisnacht)と書かれているもの
魔女シャルロッテに似た姿のものがいる
写真の中に、1話アバンにでてきた魔女(ワルプルギスの夜)を確認できる。

真ん中の上に書いてある文章は、ファウストに出てくる魔女の法則「魔女たちの九九」
Du must versteh’n! 理解せよ!
Aus Eins mach Zehn, 一を十となせ、
Und Zwei las geh’n, 二を去るにまかせよ
Und Drei mach gleich, 三をただちにつくれ
So bist Du reich. しからば汝は富まん、
Verlier die Vier! 四は棄てよ
Aus Funf und Sechs, 五と六より
So sagt die Hex, 七と八を生め。
Mach Sieben und Acht, かく魔女は説く。
So ist's vollbracht: かくて成就せん。
Und Neun ist Eins, すなわち九は一にして、
Und Zehn ist keins. 十は無なり。
Das ist das Hexen-Einmaleins!“ これを魔女の九九という


第9話「そんなの、あたしが許さない」


魔女化したさやかの名前・外見・モチーフなど

上半身が騎士、下半身が人魚?
指揮者のような動作

後ろを向いた上条らしき姿

コンサート会場の床が抜けて落下。その裏側、反転した場所に彼がいる。
落下前の会場が暖色(赤)系なのに対し、落下後の会場は寒色系。
推測だが、後者はさやかの本心の世界を表わしている?


Oktavia von Seckendorff (オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフ)
さやかちゃん改めオクタヴィアちゃん

1話冒頭で、まどかが母親に「ピンクのリボンは男にモテる」と言われてそれをさやかと話していた
それを覚えてたさやかは↑こういう格好になった?

モチーフ

人魚姫
  • 魔女と契約して人間になる(代わりに声を失う)
  • 王子を助けたのは自分だと明かせず、王子は別の人間と結婚する
  • 失恋して泡となって消える

さやか
  • QBと契約して上条を助ける(代わりに魔法少女となる=人間でなくなる)
  • 上条を助けたのは自分だと明かせず、緑と仲良くなる?
  • 失恋して魔女となる

さやかの攻撃手段
さやかの武器は車輪。
車輪云々は「Karl Siegmund von Seckendorff」の書いた「The Wheel of Fate」からきている?

結界内のポスターの文字
表:Kyosuke CLASSIC CONCERT  恭介(上条恭介) クラシックコンサート
  Osaka 3/3 25:25 Tokyo 3/4 25:55  アニメの放送時間
  CON AMORE  音楽用語。イタリア語で"やさしく愛情をこめて"

裏:大量の"Look at me"という文字
 

うんまい棒

杏子がまどかに渡していたのは「うんまい棒コーンスープ味」
これは7話でさやかにどうやって手に入れたのか分からない(盗品かもしれない)りんごをもらっても嬉しくないと言われたため、
自分で買える範囲の物を選んだ?

また、うんまい棒を渡す様子が、役目を終えた杏子がまどかにバトンを渡す姿にも見える

エンドカードの楽譜

エンドカードの楽譜(上下にある)が今回の戦闘曲の楽譜。
 
爪のマーク
これは変身した時のソウルジェムの形と思われる。
卵型ソウルジェムの先端部、中央部のマークともよく似ている 。

あんこ

ほむら

さやか

マミ(爪マークは確認できず)
 

4~6話

第4話「奇跡も、魔法も、あるんだよ」

逆再生?
第4話のまどかが連れ去られるシーンの音声を逆再生すると、
「今日は本当に楽しかったねえ、また行きたいね。 今度はお弁当持って行こう」
と聞こえる。


第5話「後悔なんて、あるわけない」

ほむらの能力

ほむらが左から右へ駆け抜ける時バックの水の流れが完全に停止
駆け抜けた後は水の流れが再開している 。
 
このことからほむら=時間操作系魔法少女というのがわかる。
 
OPの窓に雨水が流れるシーンで水の色が変わっている
いなくなってしまう(死んでしまう)魔法少女の色? オレンジ→巴マミ 青→美樹さやか

指輪の文字

本人の名前が彫られている。

さやかの変身する時の楽譜

BD/DVD版で、修正された、さやかの変身シーンの後ろに五段の楽譜があり、
曲は、「乙女の祈り」であることが判明。
 
 

第6話「こんなの絶対おかしいよ」


マザーグース

まどかがPC(?)に打ちこんでいた字。
hey diddle diddle,
The cat and the fiddle,
The cow jumped over the moon;
The little dog laughed
To see such sport,
And the dish ran away with the spoon.

えっさ ほいさ
猫にバイオリン
雌牛が月を飛び越えた
子犬はそれみて大笑い
そこでお皿とスプーンは、おさらばさ

この歌は、人を動物やお皿などにたとえており、
雌牛は、わがままなお姫サマをあらわしていて周りの人達はてんてこまいで
バイオリンを弾いたりして、お姫サマのご機嫌をとっていたそう。
子犬は、お姫サマと結婚するはずだった人。
お皿は、料理を運ぶ人を、スプーンは、毒見係りの女の人をあらわしていて、
二人が結婚していることを知ったお姫サマは、スプーンを幽閉してしまった。

1~3話

第1話「夢の中で逢った、ような……」

 

第1話冒頭の数字

1話冒頭の文字は訳すと「プロローグ 天国へ」になる。数字は「2011」。
ファウストをモチーフにしていることから、意味的には「天上の序曲2011」となると思われる。
「天上の序曲」とはファウスト内の3つの序章の3番目で、物語の実質的な始まり。

ヒゲの唄

ヒゲの魔女の唄っている歌はドイツ語。歌っぽく訳すと、

知らない花が咲いてるぞ
知らない花が咲いてるぞ
摘んでいこう
摘んでいこう
女王に薔薇をプレゼント

知らない花と言っているのに薔薇と言っているのは血の暗喩かもしれない。


第2話「それはとっても嬉しいなって」

 

壁に書いてある言葉の意味

戯曲「 Faust (ファウスト)」でファウスト博士と悪魔メフィストが魂の契約をするシーンの直前、霊たちの合唱からの抜粋。
魔女の本体?
この後、マミがほむらにグリーフシードを投げ渡すと、蝶はしぼんだような形になる。


 

第3話「もう何も恐くない」


魔女の名前・ほむほむという呼び名の元

CHARLOTTE シャーロット/シャルロット/シャルロッテ
WATASI HA HOMU HOMU HA DESU!! 私はほむほむ派です
MAMI MOGU MOGU GONYO マミ モグモグ ゴニョ 


魔女の本体は椅子の上の人形?

首切りの警告?天井にもぶらぶら


黄色はマミで首切られとして 青はさやか:上半身と下半身が違う→指揮者・人魚 :腹部破裂→ソウルジェム破裂→魔女化 もう一つ水玉パジャマは赤い体にへそチラ→杏子で身にまとうものが水色系統→さやかと心中
単なる首切りではなく手首・足首付近が固定・釘打ちされている→キリストのメタファー 殉教?
首がないのは単純に死亡示唆ともとれる。

シャルロッテはがん患者?

シャルロッテは病院で発動する。
結界で一瞬出てくるこのシーン
画像
上の番号やベットの並びが抗癌剤治療受ける外来科学療法センターに酷似。

シャルロッテはお菓子とチーズが好物。
抗癌剤治療してる間はお菓子は食べていいけど、
チーズとか一部発酵食品は禁止。

また、ベットの上の番号を右から左に読むと1935
最初の抗癌剤、ナイトロジェンマスタ-ドが開発されたのが1935年 。

爆発しても無限増殖→癌細胞の暗喩?

あらすじ

鹿目まどかは、見滝原中学校の2年生として平凡に過ごしていたが、ある夜天変地異の中、魔法を用いて怪物と戦う少女を目撃し、謎の白い生物から「僕と契約して、魔法少女になってほしい」と告げられる夢を見る。翌朝、見滝原中学へ転校してきたのは、夢で見た美少女暁美ほむらだった。ほむらはなぜかまどかのことを良く知っており、「魔法少女になってはならない」と警告する。
放課後、親友の美樹さやかと寄り道したまどかは、謎の声に導かれてビルの一角へ迷い込み、夢の中で見た生物・キュゥべえと、それを殺そうとするほむらに出くわす。まどかとさやかは戸惑いつつも、傷付いたキュゥべえを助けるが、直後に異世界へ迷い込んでしまう。魔女の使い魔だという化物たちに囲まれた2人を救ったのは、同じ中学の3年生でキュゥべえと契約した魔法少女の巴マミだった。
マミに救われたまどかとさやかは、キュゥべえに「僕と契約して魔法少女になってよ」と告げられる。契約と同時にどんな願いも叶うことを知った2人は、夢のような好機に興奮するが、魔法少女は人の世に仇なす魔女を倒す戦いを続けていかなければならないため、その厳しさを知るマミからは慎重な判断をするよう忠告される。2人は人々の安全のために戦い続けるマミと接することで、魔法少女になることに強い憧れを抱くが、間もなくマミは魔女との戦いに敗れ、惨たらしい最期を遂げてしまう。過酷な現実を突き付けられたまどかの魔法少女に対する想いが揺らぐ一方で、さやかは想いを寄せる幼馴染の上条恭介の怪我を治すために、キュゥべえと契約し魔法少女となった。
マミがいなくなった見滝原に、すぐ別の魔法少女・佐倉杏子がやってくる。彼女はマミとは対照的に、自分のためだけに魔女を倒し、自分の利益のためには一般人の犠牲も厭わない利己主義者で、それに反発するさやかとの間に諍いが生じる。まどかは2人の諍いを止めようとするが、その際の突発的な行動により、はからずも魔法少女の魔力の源としか思われなかった「ソウルジェム」が、実は少女から分離された魂を収めた器であり、魔法少女の肉体は魂を引き抜かれて異質なものに変質していることが明かされる。
自らの身体の変質に嫌悪感を抱いたさやかは、折しも友人の志筑仁美もまた恭介に好意を抱いていることを知らされ、自己嫌悪に値する嫉妬や、恭介に対する自分の想いが叶えられるべきではないという葛藤で心をすり減らしていく。それでも他人のために戦うという信念を貫こうと無茶な戦いに身を投じるさやかの姿に、杏子は過去の自分を重ね、破滅へと向かうさやかに心を寄せていく。そんな杏子の想いとは裏腹に、悪い状況や心のすれ違いで自分や人間に対する失望を重ねたさやかは魔女と化し、魔女が絶望した魔法少女の成れの果てであるという事実も明らかになる。杏子はさやかを元に戻そうと魔女化したさやかに必死に呼び掛けるが、思い叶わず魔女化したさやかと共に命を落とす。
キュゥべえの正体はインキュベーターと呼ばれる地球外生命体の端末であり、魔法少女が魔女となることは彼らによって仕組まれたことであった。その真意を問いただすまどかに対し、キュゥべえは自分たちの目的を、宇宙の寿命を延ばすために熱力学第二法則に縛られないエネルギーを採取するためであると語り、自分たちが発明した「感情をエネルギーに変える技術」を用いることで、魔法少女となった第二次性徴期の少女たちが絶望し魔女となる際に発生する、莫大なエネルギーを回収できるのだと説明する。まどかはキュゥべえへの不信を露わにし、真意を伏せて少女たちと契約を結んできたことを「騙してきた」と非難するが、感情を理解しないキュゥべえは、見解の相違によって生じた齟齬について一方的に責められることの方が理不尽であるとし、地球人を含む宇宙全体の公益のため、まどかの自己犠牲を期待する旨を告げて去る。
一方、それまでは謎に包まれてきたほむらの素性や目的も明らかにされていく。彼女は異なる時間軸からやってきた時間遡行者であり、元の時間軸において初めて得た友人であり、大災害をもたらす最強の魔女「ワルプルギスの夜」に殺されてしまったまどかが助かる未来への道筋を求めて、同じ時間の平行世界を繰り返し戦い続けてきたのであった。最善に思えた方法が失敗し、望まない未来に突き当たるたびに同じ時間を繰り返すほむらは、まどかの存在を拠り所としていたが、結果としてそれはいくつもの平行世界における因果の糸をまどかの存在へと束ね、まどかに最強の魔法少女にして最悪の魔女となる素質を与えることに繋がり、ほむらを手詰まりへと追い込んでいた。
キュゥべえにインキュベーターと魔法少女の歴史[注 10]を聞かされたまどかは、見滝原に襲来したワルプルギスの夜に1人で立ち向かい倒れたほむらを前に、一つの願いを携えてついにキュゥべえと契約することを決意する。そして告げられたまどかの願いとは「過去、現在、未来、全宇宙に存在する全ての魔女を生まれる前に自分の手で消し去ること」であり、魔法少女が溜め込む呪いや穢れの全てを破壊するというものであった。それは時間への干渉を超えた物理法則の改変、すなわち因果律を組み替えるという神の御業にも等しい願いであり、それを聞いたキュゥべえを動揺させる。しかし時間遡行を繰り返してきたほむらの行為により、まどかはこの願いを背負い実現できる途方もない素質を持つに至っており、願いは成就される。
まどかの願いにより、宇宙は新たな因果の元に再構築された。まどか自身は人としての存在を失い、未来永劫魔女を生み出さないための概念として昇華するが、時間を超える能力を持つほむらだけがその過程を見届ける事となる。やがて時空を超えて遍在する概念と化し、すべての時代と世界を見る事ができるようになったまどかは、いくつもの並行世界を渡り歩いてきたほむらの労苦と友情を知ったことにより、存在を失う結末に至るまどかの願いに否定的なほむらに心からの感謝と親愛の言葉をかける。そして、最後の奇跡として互いの記憶が残る事を願い、自らのリボンをほむらに託し、まどかはほむらの前から姿を消す。
新たに構成された世界では、人の世の呪いが魔獣という存在となって人々を狙っていた。魔法少女が魔女になることはなくなり、力を使い果たした際は心安らかなままソウルジェムとともに消滅し、その魂はまどかの導きで別の宇宙へと転送されるというシステムに変化していた[81]。キュゥべえのエネルギー採取も別の方法になっており、以前の世界で戦死したマミ、杏子も存命しているが[注 11]、まどかの存在は彼女の家族を含む人々の記憶から消えていた。以前の世界の記憶を持つ唯一の存在となったほむらは、まどかの救った世界を守るべく、他の魔法少女たちと共に戦い続けるのだった。

登場人物

鹿目 まどか (かなめ まどか)

声:悠木碧
  • 平凡な中学2年生。友達想いで心優しい性格。
  • 恋やオシャレに興味があったり、漠然と将来を考えたり普通の女の子。
  • ほむらとは夢で出会った?
  • EDのジャケット等では弓を使っている。
  • キュウべぇに魔法少女の才能があるといわれ、巴マミのそばで見学をすることに。軽い気持ちで魔法少女になりたいとはじめは願うが、マミの死(第3話)によって事態の大変さを知る。その後、魔法少女となることに恐怖を覚える。しかしキュウベぇの熱い勧誘によりたびたび心を動かされ、その度に暁美ほむらに阻止される。

暁美 ほむら (あけみ ほむら)

声:斎藤千和
  • まどかたちが通う中学に転入してくる容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の優等生。
  • いつもクールで、心に何を抱えてるのかわからない謎めいた少女。
  • 常に他人をフルネームで呼ぶ。
  • 第3話で魔女シャルロッテと戦った時は時限爆弾のようなものを使用していた。使用武器は現代兵器?
  • 時間を操る能力をもつ?時間に関する祈りで契約した?
  • QB曰く「極めつけのイレギュラー」
  • まどかがキュゥべえと契約することに反対している。
    常に監視していて契約しそうになったら邪魔するために登場しているようにも見える。
  • 愛称「ほむほむ」でほぼ決定。

巴 マミ (ともえ まみ)

声:水橋かおり
  • まどかたちの通う中学校の3年生。
  • 大人っぽい雰囲気そのままの穏やかで面倒見の良いお姉さん。
  • 不思議な出来事や魔法の力に遭遇するまどかとさやかにとって、頼もしい存在になってくれる。
  • 戦闘時に使う武器はマスケット銃。単発しか打てないようで、連射するときは大量に召喚している。さらに銃で殴ることもある。
  • その他にもリボンを様々な用途に変形、銃弾から金糸を伸ばして相手を拘束、紅茶を召還などの多彩な能力を持つ。
  • 愛称は「マミさん」かな?

美樹 さやか (みき さやか)

声:喜多村英梨
  • まどかのクラスメイト。いつも活発で、明るく元気。
  • 仲好しであるまどかと共に魔法と出会うことになる
  • まどか、マミ、キュゥべえとのテレパシーで会話が出来るようになった。
  • 戦闘時に使う武器はサーベル。CMのキャラクター紹介だと両刃剣を握っている。
  • 癒しの祈りで契約したため回復能力に優れる。
  • 愛称は、そのまま「さやか」。

佐倉 杏子 (さくら きょうこ)

声:野中藍
  • 元マミの管轄区域を狙い、別の町からやってきた。
  • いつも何かしら食べ物を口入れている。
  • 武器は先頭に槍の穂先がついた多節棍。多節槍とでも呼ぶのか?
  • 第5話ラストのシーンで畑を耕しているようにも見えるため農家として扱われている。
  • 愛称は、名前の読みが雑誌記事の時点では解らなかったせいで「あんこ」が定着しつつある。
  • 特典ドラマCD「フェアウェル・ストーリー」より
    • 幻惑系の魔法に優れていた。必殺技ロッソ・ファンタズマ(赤い幻影)を持っていた。
    • アニメ本編の時点では、幻惑系魔法を使わずに、驚異的な身体能力と多彩に変化する槍を駆使した戦闘スタイルに変化している。
    • 契約後、巴マミと知り合う。
    • 見滝原市の隣、カザミノ(風見野市?)出身。


キュゥべえ

声:加藤英美里
  • 魔法少女と契約することと引き換えに願い事をひとつ叶えることができる生物。
  • 魔法の使者ともいえる存在だが、正体と目的は謎。
  • 愛称は「QB」。
  • 本名は「 孵卵器 (インキュベーター)」。

鹿目 知久 (ともひさ)

声:岩永哲哉
  • まどかの 父親 (パパ)。外で働いてる詢子に代わって主夫業をこなしている。

鹿目 詢子 (じゅんこ)

声:後藤邑子
  • まどかの 母親 (ママ)。バリバリのキャリアウーマンとして会社勤めをしている。
  • まどかとは、恋ばなでおしゃべりができるくらい仲好し。

鹿目 達也 (たつや)

声:水橋かおり
  • まどかの弟。3歳。幼稚園児。
  • 姉のまどかのことが大好き。

志筑 仁美 (しづき ひとみ)

声:新谷良子
  • まどかのクラスメイト。おしとやかなお嬢様。
  • 現在まどかとさやかの関係を恋愛だと勘違いしている。

早乙女 和子 (さおとめ かずこ)

声:岩男潤子
  • まどかのクラスの担任。担当教科は英語。